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2007年1月9日にアップルの創設者であるスティーブ・ジョブズ氏が、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を初めて発表してから、7年が経過した。2014年となった今も、最新モデルのアイフォーン「5s」と「5c」が市場を席巻している。
アイフォーンは、携帯型音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」と革新的な携帯電話、そしてデスクトップ型パソコンにも劣らないインターネット通信機能という3つの役割を備えているだけでなく、大型のマルチタッチ・ディスプレーによる完全に新しいユーザー・インターフェイスを導入し、ユーザーが指1本で操作できるソフトウェアを開発した点においても画期的であった。
アイフォーンの発表当時、アップルのCEOだったジョブズ氏は、「アイフォーンは他の携帯電話の5年先を行く革新的で魔法のような製品。人間は皆、指という究極のポインティング・デバイスを持って生まれてくる。アイフォーンはこの指を使って、マウスの発明以来、もっとも画期的なユーザー・インターフェイスを創り上げた」と説明している。
またこれの登場によって、ユーザーはパソコンやメールアカウントに登録されている連絡先を同期し、相手の名前や電話番号を指で触れるだけで電話をかけることもできるようになった。
この他にも、留守番電話に残されたメッセージを文字で読むことができるビジュアル・ボイスメールや、当時としては他に類を見ない高性能だった2メガピクセルのカメラや写真管理ソフト、高機能Eメールソフトやブックマークなどをパソコンと同期できるウェブ閲覧機能、グーグルマップなど、今では当たり前のようになっているスマートフォン機能のうち、アイフォーンが具現化したものは数知れない。
発表当初から、多くの人の想像を超えていたアイフォーン―。革新的なデバイスを世に送り出し続けたジョブズ氏最高の発明のひとつと言えるだろう。
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