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ニューヨーク市のタクシー運転手といえば、昔は同地で生まれ育ち「市内は庭同然」という人も少なくなかったのだが、今や米国生まれの運転手を見つけるのは、至難の業となっている。
ニューヨーク市タクシー・リムジン委員会(TLC)がこのほど発表した統計によると、市内を走るタクシーやハイヤーの運転手のうち、米国生まれはわずか8%、イエローキャブに限ればその数はさらに低く、6%であることが分かった。
この数字は過去30年で激減しており、1980年には62%だった米国籍の運転手が90年には36%、2000年には16%へと減少している。
また同統計によると、イエローキャブの運転手の最多出身国はバングラデシュで、全体の23%を占めている。米国生まれの運転手が減少した原因のひとつは、タクシーのリース条件が1970年代に大きく変更されたこと。リース代が高額になり、それを支払うためには長時間の勤務(現在のシフトは平均12時間)が必要となったため、それまで副業で運転手をしていた若い俳優や学生といった人々が、この業界から離れていった。
労働条件が厳しく、決して収入も良くない運転手の仕事は、「今や移民にとっても、長く続けられる仕事ではないのでは」と関係者は分析している。
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