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1月21日付の内科医学紀要に発表された、カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校の教授らによる調査報告によると、銃を所有する家庭では、自殺および殺人が起きる可能性が、所有していない家庭と比較して非常に高いことが分かった。
同調査によると、銃を所有している人は殺害される可能性が2〜3倍増加し、自殺する可能性は1.5〜10倍増加するという。
全米16州の全国変死報告の記録によると、2009年に起きた自殺の51.8%が銃によるものだった。また殺人事件については、被害者の66.5%が射殺されていた。
自殺の76.4%が自宅で起きており、殺人についても男性が殺害された事件の45.5%、および女性が殺害された事件の74%が、被害者の自宅で起きている。
米国は他国と比較し銃を所有する一般人が多く、35〜39%の家庭が、個人では22%が所有していると報告されている。
米国の銃による年間自殺率は10万件につき6.3人と、調査の対象となった国の中でもっとも高く、射殺事件については10万人につき7.1人と、先進国の中でもっとも高い。
今回の生態学的研究の結果は、銃所持に対する厳格な規制が、自殺や殺人の減少につながるということを示している。
全米では毎年、約3万1000人が銃により死亡している。
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