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ニューヨーク市立図書館は、世論の反対と予想を上回る建築費用により、かねてから計画していたマンハッタン区5番街にある本館の改築を断念した。
改築の発表以来、さまざまな議論を引き起こしていた同計画では、象徴的な研究棟から数百冊の書籍を移動し、本館をデジタル化された近代的建築物へと改築する予定であったが、建物の品格が損なわれるとして、歴史的建造物保護団体や小説家などが反対していた。
昨夏、改築に反対するための請願書が作成され、英作家サルマン・ラッシュディ氏やラテン文学を代表するペルーの作家マリオ・バーガス・リョサ氏などが署名している。
ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は昨年の選挙キャンペーン期間中、同図書館の正面玄関の階段で行った演説で、改築に反対する意向を述べた。
ことし2月、同市を拠点とする写真サイト「ヒューマンズ・オブ・ニューヨーク」の運営者で写真家のブランドン・スタントン氏が、図書館の改築を非難する男性の写真を同サイトに掲載したため、議論は再燃した。この写真は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブック上で4万9000回以上シェアされたという。
最新の調査で、改築するためには当初推定されていた3億ドル以上の費用が必要となることが判明した。
ニューヨーク市立図書館は米国を代表する図書館のひとつで、私立としては世界屈指の規模を誇る。
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