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ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は15日、ニューヨーク市が2024年の夏季オリンピック開催地に立候補することについて、前向きに検討する意向を表明した。
同日、マンハッタン区のアメリカ自然史博物館で開催された観光サミットに出席したクオモ氏は、同市のビル・デ・ブラシオ市長とこのことについての簡単な話し合いを行ったことは認めたが、まだ正式な決定ではなく、予備段階であることを念押しした。
オリンピック招致の支持者らは、市内各地で建設が進められている、または完成した新しいスタジアムやアリーナ、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)の改築、地下鉄2番街線の拡大などは、候補地としては有利な条件になるのではないかとの期待を寄せている。
ダラス、ボストン、ロサンゼルス、フィラデルフィア、サンディエゴ、サンフランシスコ、ワシントンの各市は、すでに立候補に向けた準備を進めている。
米オリンピック委員会は年内に米国代表都市を選出し、国際オリンピック委員会が世界の候補地の中から最終的に開催地を選出する。
招致への働き掛けは、同市のマイケル・ブルームバーグ前市長のもとで、副市長を務めていたダニエル・ドクトロフ氏によるもの。ブルームバーグ氏は12年のオリンピックを誘致するため、30億ドルをかけた積極的な働き掛けを行ったが、ロンドンに敗れた。
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