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幼児が使う食器と言えばこれまで、一般的にはプラスチック製が主流であったが、昨今はこれに含まれている有害化学物質の影響を懸念し、低価格で軽く割れにくいという理由から、耐久性ガラスやセラミック製のものに変更する保護者が増えているという。
ブルックリン区グリーンポイントでベビー用品を販売するカリボウ・ベビー・ブティックでは近年、非プラスチック製の安全な食器類を求める保護者が急増し、強化ガラスを使った同社のオリジナルブランド「ウィーン・グリーン」の食器類が飛ぶように売れているという。
同ブランドは、「プラスチック製品は十分に洗浄することが困難で、熱が加わると有害物質が溶け出すことがあり危険」と指摘している。
マウントサイナイ病院の小児科医メイダ・ガルベス氏によると、妊婦や幼児が特定のプラスチック製品にさらされていると、神経障害や肥満、生殖機能の異常などを引き起こす可能性があることが複数の研究で明らかにされていると言い、代わりにガラスやステンレス製を選ぶこと、特に「BPA(ビスフェノールA)不使用」と表示された製品の使用を勧めている。
健康面以外でも、幼児に壊れやすい食器を取り扱わせることは、責任感を学ばせるために良いという考えから、ガラス製の食器を使用している家庭や学校も少なくないという。
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