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ほとんどすべての落書きが悪質ないたずらによるものではないため、PA警察も慎重に対処しているという。写真はサウスプールに刻まれた犠牲者の名前(©National September 11 Memorial & Museum)
今月21日から一般公開が始まった、ロウワーマンハッタンの9・11記念博物館で、訪れた犠牲者の遺族や友人による、犠牲者の名前が刻まれた銅版への落書きが見つかっているという。
ニューヨーク・ニュージャージー州港湾局(PA)は、見つかった落書きの数を正式には明らかにしていないが、関係者によると、152枚の銅板に、およそ40個確認されているという。
落書きの内容は、犠牲者の名前の横に「ラブ・フォーエバー(Love4Ever)」と記されるなど、故人を想う愛や悲しみに溢れた簡潔なメッセージばかりで、悪意のある落書きや、単なるいたずら書きは見つかっていない。
落書きを発見した職員は、PA警察に直ちに報告することが要請され、PA警察は、器物破損罪で報告書を作成する義務があるが、落書き犯の心情を察してか、これまでに逮捕者は出ていない。
記念館周辺は厳重に警備されており、監視カメラで取り囲まれているが、今後、収録画像を基にした捜査を遂行する予定はないという。また、落書きされた場所にある遺族の名前から、落書き犯を突き止めることもしないという。
見つかった落書きは、派遣された補修作業員により、ブラックパティーナを重ね塗りし傷を埋め、もとの光沢を復元する。深い傷の場合は、より複雑な修復作業が強いられることとなる。
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