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ニューヨーク州議会は11日、別れた恋人や離婚した配偶者などの裸の写真や動画を、本人の合意なしにインターネット上に流出する嫌がらせ行為「リベンジポルノ」を違法とする法案を可決した。
同州ではすでに、「インターネットを使った嫌がらせ」や「裸の写真を本人の許可なく撮影し、これを流出する行為」を罰する法律が存在するが、今回可決した法案は、保護の範囲を拡大し、初めて同罪で有罪となった場合には、軽犯罪として最高1年の禁固刑、10年以内に再び同様の罪を犯した場合は重罪として扱われ、最高4年の禁固刑の対象となるなどの罰則を定めた。
同法案は、カリフォルニア州で同様の法律が可決されたことを受け、2013年、州議会上院議員のフィル・ボイル氏により提案された。同氏は「これまではプライベート画像が世界中に出回ったとしても、被害者に与えられた法的手段はほとんど無いに等しかった。だがこの法案により、警察などの法的機関が、リベンジポルノによる悲劇から州民を守ることができるようになる」と語った。
IT大国である米国では、リベンジポルノを巡る問題が深刻化。“サイバー上の性的暴力行為”であるとして、現在、全米9州でこれを非合法とする法律が制定されている。
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