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日本文学研究者のドナルド・キーンさん(92)が57年前、恋愛小説を書いていたことが26日、分かった。書き上げたものの「自信がない」と封印、そのまま本人も忘れていたが、近年になって見つかった。
25日発行の「自叙伝 決定版」(「ドナルド・キーン著作集」第10巻、新潮社)に、そのいきさつを掲載した。
小説は、失恋した米国人女性と、日本人男性が恋に落ちる純文学作品。英文で約80枚。題名はない。
キーンさんがこの小説を書いたのは1957年の夏。米ニューヨーク州の保養地で「作家の仲間入りをしよう」と、初めての小説執筆に取り組んだ。編集者に見せ、出来が良いと言われたが本人は自信が持てず、「日本の現代文学の翻訳をしたほうがいい」と研究者に専念することを決めた。
東日本大震災を機に日本国籍を取得して日本に移住準備中の2011年夏、養子となった誠己さん(64)がニューヨーク市の自宅を整理していて見つけた。
「自叙伝 決定版」は、これまで出版された複数の自伝を編年式に再構成。編集者と話す中で、キーンさんがこの小説の存在を打ち明けた。小説自体は著作集第15巻に収録する予定。
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