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スマートフォンのアプリを利用し、近くを走行するタクシーを呼ぶことのできるサービスを提供しているウーバー社が7日、ニューヨーク市内の運賃を一時的に2割引にすると発表した。値下げ実施中はイエローキャブの運賃を下回ることになる。
同社ニューヨーク支部によると、今回の値下げは試験的であるが、実施中に需要が高まればそのままの料金設定でサービスを提供するという。
値下げが適用されるのは大衆車カテゴリーのウーバーエックスのみで、高級車カテゴリーのウーバーブラックは据え置き。値下げ実施期間中、ウーバーエックスのサービスでグランドセントラル駅―ウォール街間を移動した場合、運賃は従来の約28ドルが22ドルに下がる。なお、イエローキャブを利用した場合の運賃は24ドル〜28ドル。
従来のタクシーとは異なり、チップが料金にすでに含まれているのが同サービスの料金設定の特徴。その一方で、需要により運賃が変化するため、悪天候や特別なイベント開催時には普段の8倍まで跳ね上がることもある。
ニューヨーク市タクシー&リムジン委員会(TLC)は同社の値下げ発表を受けて「サービスの質が一定の基準に達していれば、どれを選択するかは利用者がニーズに合わせて判断する」とコメントした。
ウーバーは世界40カ国140都市でサービスを提供しており、企業価値は180億ドルにも及ぶ。
値下げはすでに同市以外でも実施されており、需要は順調に高まっている。
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