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ボリス・ラシュニアック少将米軍医総監代理が29日に発表した報告書によると、メラノーマの患者数が過去30年で200%も増加しているという。
皮膚科医でもあるラシュニアック少将は各州や地方自治体に対し、子どもを日焼けから守るため、公園や学校に日陰になる場を増やすなど、日焼け防止対策を積極的に進めるよう勧告している。また各大学に対しては、キャンパスから日焼けマシンを撤去するよう求めており、「日焼けした肌を賛美するのはやめるべき」と指摘する。
米国では近年、若い世代にも皮膚がんが増加、毎年500万人が皮膚がん治療を受けており、その費用総額は年80億ドルに上る。また、過去30年間に皮膚がんと診断された人の総数は、それ以外のすべてのがん患者の総数を上回っているという。
年間9000人が、皮膚がんの中で最も致死率の高いメラノーマ(黒色腫)により死亡しているが、これは同時にがんの中では最も予防可能だという。
メラノーマ基金によると、10代20代で日焼けマシンの照射を浴びた人は、メラノーマになるリスクが浴びていない人に比べて75%も増加する。 ラシュニアック少将は「日光浴や日焼けサロンに行くことはやめよう」と、若年世代の人々を中心に呼びかけている。
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