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マンハッタン区の老舗高級デパート「サックス・フィフス・アベニュー」の従業員グループが、盗んだ顧客情報を使って高価なブランド商品を購入・転売していた罪で逮捕されていたことがわかった。
ニューヨーク市高位裁判所が6日に発表した情報によると、クイーンズ在住の主犯タマラ・ウイリアムス被告(40)は、およそ50人の顧客情報を盗み、共犯者である4人の店員に伝えた。同容疑者は4人に、シャネル、ルイ・ヴィトン、ジバンシィなどの高級ブランドの中から事前に選んでおいたバッグやシューズなどを、顧客のクレジットカード番号をレジに打ち込み購入するよう指示し、これを転売、またはギフトカードと交換するなど換金していた疑い。
異変に気付いた同店の警備部が当局に連絡し、財務省検察局および国土安全保障省の協力を得て、5人の犯行を突き止めた。犯行はことし4月から続けられていたといい、盗んだ顧客情報で購入された商品は合計91点、被害総額は40万ドルにのぼる。
同被告と共犯者のクリス・ロックソン(46)、ジェイソン・チャンス(25)アライア・ハリソ(21)、ミシェル・ナイト=ウイリアムス被告(44)は、個人情報窃盗、詐欺行為の計画、重窃盗、盗品所持などの罪で起訴され、同日行われた罪状認否ではそれぞれ無罪を主張していた。

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