【時間】月・木~日:午前11時~午後6時、第1金曜のみ午後8時まで 火・水休館
【場所】1048 5th Ave & 86th St
【料金】一般:20ドル/シニア(65歳以上)・学生:10ドル/12歳以下:無料
第一金曜日は午後6時以降、入場料無料
【Web】www.neuegalerie.org
ドイツ語で「New gallery」という名を持つノイエギャラリーでは、20世紀初頭のドイツとオーストリアのアートデザインを毎回展示している。
絵画の中に存在する魅惑の女性に迫る
「Gustav Klimt and Adele Bloch-Bauer: The Woman in Gold」
ウィーンを代表する画家のグスタフ・クリムトによる作品であり同館所蔵の「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」を巡り起こった実話を映画化した「ウーマン・イン・ゴールド」の公開に合わせて行われるエキシビション。
映画のストーリーは、主人公のマリア・アルトマン氏(ヘレン・ミレン氏演じる)が、第二次大戦中に母国のオーストリアがナチスに占領されたことから、アメリカに亡命。それから半世紀を経た2000年に、ナチスによって奪われた家宝の絵画であり、自身のおばがモデルとなった「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」を取り戻すために、当時の所有者であったオーストリア政府に返還を求める裁判を起こす―というもの。
アデーレ・ブロッホ=バウアー氏は、クリムトにとって重要なモデルであり、パトロンだった。今回の展示では、この女性の魅力に迫り、絵画をはじめ、写真やドローイングまでを幅広く紹介する。
ドラマティックに変化を遂げた20世紀の肖像画技法の中でもクリムトは、女性の肖像画を数多く描いたことで知られており、モデルの顔のみが写実的であることが特徴とされている。被写体が身にまとった服は、輪郭がぼかされることで背景と一体であるかのように見える。これは、顔を強調するためだったと考えられている。
若き天才画家の達観した作品を見る
「EGON SCHIELE: PORTRAITS」
【日程】4月2日(木)〜9月7日(月)
オーストリアを代表する画家の1人であり、自画像を多く残した画家としても知られるエゴン・シーレ(1890〜1918年)。同展示では、セルフポートレート、パトロン、エロスなど、6つのカテゴリーに分けて125の絵画、ドローイングと彫刻を展示している。ポートレートにフォーカスした展覧は今回が米国初。28歳でこの世を去った若き天才画家の達観した作品は、観る人を引きつける。
一息つきたくなったら…
「Café Sabarsky」
【日程】開催中〜4月20日(月)
1階にあるカフェ「カフェ・サバスキー(Café Sabarsky)」で休憩を。ここがニューヨークであることを忘れてしまうような、ヨーロッパの雰囲気が楽しめる。照明器具はヨーゼフ・ホフマン、アドルフ・ロースの家具、1912年製のオットー・ワーグナーの生地を貼った長椅子など、全てオーストリアの建築家の作品を使用している。
とっておきの品を自宅に持ち帰る
「Design shop」
19世紀前半のドイツやオーストリアを中心に身近にある物に目を向けようとして生まれた市民文化の形態「ビーダーマイヤー(Biedermeier)」、機能を重視した近代的デザインを実践した「バウハウス」、そして19世紀のウィーンで生まれたモダンデザインのインテリア、カトラリーやリネン類、ジュエリーなどを取り扱っているデザインショップ。さらに、アメリカ人の建築家マイケル・グレイヴス氏(1934〜)とハンガリー生まれで工業製品のデザインを手掛けたエヴァ・ザイゼル氏(1906〜2011年)らが、同美術館のコレクションの中からインスピレーションを受けデザインした物もあり、ここでしか購入できないものを多数取り揃えているので、とっておきを探したい。
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