ニューヨークの秋に外せないイベント、ブロードウェイウィーク(9月8日から9月21日までの13日間)。2枚のチケットが1枚分の価格で買えるとあって、ニューヨーカーにも大人気です。今回は劇場に足しげく通う編集部員Iが「ブロードウェイを120%楽しむコツ」を伝授します。

◆ 座席選びのコツ
いざ観る演目を決めた後、悩むのは座席。チケットの平均価格は最高値を更新中ですが、そんな中でも “なるべくお得に・良い席で” 観たいですよね。これまで30回近くさまざまな劇場に足を運んだ筆者の個人的おすすめをいくつか紹介します。
まず、舞台全体をよく観たいなら2階席前方中央。ただし価格は1階中央前方と同じくらいお高めです。演者の表情や演出の迫力を味わいたいなら、圧倒的に1階席前方がおすすめ。最前列は舞台の高さによっては首が疲れますが、2〜3列目以降よりも若干安い場合が多く穴場です。値段を抑えたい場合には前方端もおすすめ。Partial Viewは死角で舞台の一部が見えない代わりに安価、それでいて演出の迫力を存分に味わうことができます。

アラジンなどの大きい劇場ではバルコニー席(3階席)もありますが、個人的には値段が安くない割に舞台から遠くて、まるでテレビを観ているような感覚になってしまいました。座席によって見え方が大きく異なるのもブロードウェイの醍醐味。ぜひご自身のお好みを見つけてみてください。
◆ グッズも見逃せない
ブロードウェイ観劇の際、忘れず立ち寄ってほしいのが「グッズ売り場」。ラインナップ豊富で見るだけでも楽しめます。10ドル程度で買えるマグネットなどの手軽なものから、アパレル、文房具、CD、パンフレットなど。
昨年末に閉幕したThe Notebook(君に読む物語)では、泣けるストーリーゆえにオリジナルのボックスティッシュまで売られており、なんとその価格は5ドル。まんまと高級ティッシュに財布の紐が緩み、ブロードウェイのマーケティングはすごいなと感激したものです(笑)。劇場によっては飲み物のカップが演目オリジナルのデザインのことも。筆者は主にマグネットを集めていましたが、日本に帰国した今も玄関ドアに貼って見返して、楽しかった思い出を振り返る良い機会となっています。

(photo: Kumiko Ito)写真・文/Kumiko Ito
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