アメリカの数字選択式宝くじパワーボールのジャックポット(大当たり)が18億ドル(約2666億4731万円)に跳ね上がり、宝くじ史上2番目の高額賞金となった。3日の抽選で6つの当選番号全てを当てた人がいなかったためで、次に抽選が行われる明日の夜までにパワーボールを購入すれば、当選するチャンスが残されている。

6日の抽選で当選者が出た場合、当選者が30年分割の年金方式を選択したら推定18億ドルを、現金一括払いを選択したら、推定8億7030万ドルを受け取ることになる(いずれも24%の連邦税を引く前の金額)。当選者が出なかった場合は、賞金はさらに膨れ上がる。
ジャックポットは出なかったが、マルチステート宝くじ協会の発表によれば、3日の抽選でカリフォルニア、コロラド、フロリダ、ジョージア、イリノイ、メリーランド、ミネソタ、オハイオ、ペンシルベニアの各州で、5つの白いボール全てを一致させた11人が100万ドルの賞金を獲得。ミシガン、オレゴン、テキサス、ワイオミング州でさらに4人の当選者がそれぞれ200万ドルを獲得した。
史上最高額のパワーボール当選金は2022年11月7日の20億4000万ドルだった。
パワーボールのチケットは、45州、コロンビア特別区、プエルトリコ、米領バージン諸島で1プレイ2ドルで購入できる。抽選は毎週月、水、土曜の午後10時59分(東部時間)。主要ネットワークチャンネルで生放送され、Powerball.comでもライブ配信される。
宝くじ当選者、その後の人生は?
宝くじに当たると人生が壊れる―そんなイメージを持つ人は少なくない。しかし、巷でよく言われる「当選者の70%が数年で破産」という数字は根拠のない誤った情報だったことが近年の調査で判明している。「幸福度は一時的」とした1978年の研究もサンプルが少なく正確さに欠けていたという。

フォーブズがまとめた記事によれば、ドイツで15年にわたり約1万5000世帯を追跡した調査では当選者の人生満足度は継続的に上昇していた。さらにスウェーデンとアメリカで数千人の当選者を追跡調査したところ、幸福感は10年以上続き、「浪費や破産に陥るケースはまれ」だったことが明らかになった。当選者の多くは完全にリタイアせず、慈善活動をしたり、趣味を楽しんだり、生活の質を高める余暇や体験にゆっくりと賞金を使っていた。どうやら「宝くじは不幸を呼ぶ」という思い込みは、事実ではないようだ。
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