インフレが続くアメリカで感謝祭ディナーのトレンドが変化している。食費高騰の懸念から今年は、食卓の豊かさがこれまでとは異なるものとなりそうだ。男性誌メンズジャーナルがレポートしている。

アメリカ最大のターキー製造・販売会社Butterball(バターボール)が先ごろ発表した「団らんレポート:2025年感謝祭展望」によれば、消費者は従来通り感謝祭を祝うが、ホストの21%のがゲストに食事の一部を持参するよう依頼、いわゆる「ポットラック」方式を採用する見込み。ホスト1人が全費用を負担する代わりに、食卓を囲む全員で費用を分担することで、食卓を豊かに保てるというわけだ。
バターボールの小売・国際ブランド管理ディレクターのレベッカ・ウェルチさんは「食事の計画や提供方法が変わっても、感謝祭を祝う気持ちは変わらない。むしろ、その本質である『共に過ごすこと』に再び焦点が当てられるのです」と話す。
「助け合い」感謝祭ディナーのポイントは?
感謝祭ディナーのメニューと招待客のリストが決まったら、ホストはポットラック・リストを作成しよう。妥協と配慮は必要だが、目的は負担を減らすことであって混乱を増やすことではない。助け合いのディナーを成功させるためには、特定の料理のレシピやメニューを強制しないことが大切だ。新たな味を発見したり、会話のきっかけとなる機会を楽しもう。「この料理にはこの作り方」などとこだわるのなら、全ての費用はホストが負担すべきだろう。
家族や友人、知人同士…それぞれのバックグラウンドは異なるかもしれないが、食は絆を生み、誰もが感謝の気持ちを分かち合える。結局のところ、感謝祭の食事をゲストに手伝ってもらうことは、単なる節約ではなくコミュニティーを祝う新たな伝統となるのかもしれない。
編集部のつぶやき
感謝祭まで2週間、ポットラック方式にするならこの週末中にリストをゲストに伝えておきたいですね。在米日本人家庭では伝統的なターキー料理ではなく、鍋や焼き肉、すき焼きなど大人数で楽しめるメニューでお祝いすることも多いようです。
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