2015年4月8日 NEWS

問題の多い7番線 利用者がMTAに呼びかけ

 かねてより問題が多いと苦情が殺到していた地下鉄7番線のサービス向上をニューヨーク州都市交通局(MTA)に訴えようと、利用者が日々目撃する問題を発信するフェイスブックのアカウントが作成された。
 「7 Train Blues」と名付けられたこのページの開設者、メリッサ・オーランドさんが「15年間7番線を利用しているが、今までにないほどサービスが悪化している」と指摘するように、多くの利用者が7番線のサービスに対して苦情を寄せている。オーランドさんはもとよりMTAに現状を訴えるためのブログを運営していたが、できるだけ多くの人の声を呼び込もうと先月開設したフェイスブックのページには今や300人の投稿者がおり、通勤時に目撃する不具合や電車の遅延問題、人であふれ返るプラットホームの写真などが投稿されている。その他にも「平日にも関わらず休日並みの遅延で、23丁目から8丁目まで到着するのに2時間半もかかった」との声も寄せられている。
 多発する遅延や問題は7番線で現在執り行われている修復工事の影響、とMTAは説明しており、将来的には市長が進める住宅開拓プランも視野に入れ、地下鉄のサービス向上を図りたいとしている。しかし、オーランドさんは「7番線の最大の問題は電車内の混雑なのに、利用客をさらに増やすハウジング計画は見直すべきだ」としている。

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