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野生動物保護協会(WCS)が運営するブロンクス動物園「コンゴ・ゴリラの森」で15日、今年の1月に生まれたばかりのニシローランドゴリラの赤ちゃん2頭が一般公開となった。
16歳のライラは17日に出産、同じく16歳のクミは19日に出産した。2頭の赤ちゃんの父親は32歳のアーニーで、2頭はこの森で生まれた16番目と17番目の赤ちゃんになる。それぞれの性別と名前はまだ分かっていない。1972年以降、同動物園で生まれたゴリラは52頭にも上り、現在は19頭がコンゴ・ゴリラの森に住んでいる。この規模のゴリラの群れは、北米最大級のものとなる。
マウンテンゴリラの別亜種を含め、ゴリラは乱獲などで生息数が減少している希少種。同動物園ではゴリラの種の保存計画が大きな成果を上げており、前回赤ちゃんが生まれてからわずか1年足らずで、この2頭の出産へこぎ着けた。入場料から得た支援で、WCSは約1200万ドル(およそ14億2800万円)をアフリカに生息する野生を含めたゴリラの種保存に充てている。
ブロンクス動物園は、今月25日にもこのゴリラたちのお披露目を含む動物の公開とともに、希少種を保護する運動を応援するイベントを行う予定だ。
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