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ニューヨーク市がこのほど行った調査で、路上で暮らすホームレスの数が昨年に比べ5%減少していることが分かったと8日米各メディアが伝えた。
集められたデータによると市の5つの区で合計3182人が路上や公園、地下鉄を生活の場としていることが判明し、昨年の3357人から減少傾向にある。昨年との差がもっとも大きかったのはクイーンズ区で、昨年は253人いたホームレスが今年はわずか20人だった。ブロンクス区でも昨年の193人から69人、スタテン島でも昨年の67人から46人へとそれぞれ減少した。マンハッタン区は横ばい状態で、昨年の817人から今年はわずかに上昇し822人がホームレスだということも分かった。一方、昨年219人だったブルックリン区では今年249人がホームレス状態だということも明らかとなり、5区のうち唯一ホームレスが増加傾向にある場所だった。
ニューヨーク市はかねてよりホームレス対策を最重要課題に掲げており、デ・ブラジオ市長も7日、ホームレス対策に700万ドルの予算を組んだばかりだが、ホームレスシェルターで暮らしている人は現在およそ5万人おり、デ・ブラジオ市長が就任してから8%増加している。これを受けて、市議会はシェルターに設置するベッドを2018年までに1400台追加し、予算も来年は900万ドル、18年には1900万ドルに増やすとしている。
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