2015年5月18日 NEWS DAILY CONTENTS

屋外カフェで愛犬の同伴可能に 法案がNY州議会通過

 ニューヨーク州議会上院では13日、飲食店の客が屋外の席へ飼い犬を同伴して着席することを許可する法案を可決した。同議会では、同様の法案が下院でも提出され、近く可決される見通しだという。
 ニューヨーク・ポストによると、同法案の発起人ケンプ・ハノン上院議員は法案提出のきっかけを「“家族同様の愛犬と一緒に座りたい”と顧客から求められるレストランオーナーの声が数多く寄せられたため」と話す。カリフォルニア州では一足早く昨年8月に愛犬の同伴を許可する法律が施行されており、発起人のリンダ・ローゼンタール下院議員は「カリフォルニア州の議会関係者から経験談を聞き、参考にした」と説明しているという。
 現行のニューヨーク州衛生法では、飲食店での飼い犬同伴は禁止されているが、障害者の補助犬(サービスドッグ)は例外だ。一方障害者保護法の元では、飼い主にサービスドッグであることを確かめる場合、質問内容に厳しい規制があり確認は難しい。ペット犬であった場合はライセンスを失う可能性もあり、法整備を求める声は以前から上がっていた。
 では同法案が施行された場合、路上カフェはどこへ行っても同伴の犬を見かけることになるのだろうか?ローゼンタール氏は「同伴の許可は義務ではない。飲食店側が選択できるように定めている」と話している。

photo: annegillet

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