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米ホテル業界は1990年代に起きたホテルブーム以来最大となる急成長を続けているが、全米でもっとも人気の観光地であるニューヨーク市ではそのピークを過ぎたようだ。
テネシー州ベンダーソンビルを拠点とする業界大手のスミス・トラベル・リサーチの調査によると、客室販売数などを含めた収益、稼働率、利用可能な1部屋あたりの売上高などのデータにおいて、米ホテル業界の4月の主要業績評価指標は史上最高記録となっており、新たな宿泊施設の供給は1%、需要は4.5%とそれぞれ伸びている。
一方で、カリフォルニア州サンフランシスコ市の平均宿泊料金は、4月までの1年間で平均12.9%増加しており、アリゾナ州フェニックス市では11.2%、ワシントン州シアトル市およびイリノイ州シカゴ市ではそれぞれ7%の増加をみせているが、ニューヨーク市では4.8%減少しているという。
商業不動産コンサルタント会社シトゥスの取締役パトリック・ディーサ氏は、この原因を「金融危機以前のニューヨーク市ではホテル不足のため、マンハッタン区のホテルの宿泊料金や客室稼働率は常に高い状態にあった。しかし、2008年以降は宿泊施設の数が驚異的に増加したため、需給のバランスに転換があった」とエーエム・ニューヨークの取材に対し、述べている。
また、ドル高やインターネット貸し部屋仲介サイト「Airbnb(エア・ビー・アンド・ビー)」の利用者の増加が、ニューヨーク市でのホテル業界に圧力をかけていると考えられている。
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