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大手証券会社のゴールドマン・サックスは夏季インターン生に対し、午前0時までには帰宅するよう指導している。
2013年にバンク・オブ・アメリカのロンドン支店で勤務していたインターン生が過労死と疑われる原因で死亡したことを受けて、近年のウォール街を象徴する金融機関では過労死対策が広がりつつある。昨年約98億ドル(およそ1兆2000億円)の売上高を記録し、今夏2900人ものインターン生を採用している世界最大級の投資銀行、ゴールドマン・サックスも例外ではなく、特に若手社員のストレス軽減への取り組みを開始している。金融業界のインターンシップでは、ビジネススクールに通う大学生たちが高給職に就こうと夏休みを犠牲にして働くことで知られているが、ゴールドマン・サックスはインターン生に対し、オフィスで午前0時以降に勤務することおよび午前7時前の出社を控えるよう通告した。
ゴールドマン・サックスは数年前から若手社員の労働条件改善を図るため、週100時間労働を強いられる新人アナリストたちに土曜日は休養する日にあてるよう指導し、最低でも月4日は休暇を取るよう奨励している。加えて、今回は社員のワークライフバランスの質を高めようと、対策チームも発足させた。
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