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ニューヨーク州農務省食品安全検査局ニューヨーク市支部がこのほど発表した報告書によると、市の数百軒の食料品店で、食品衛生法違反が見つかったという。
報告書によると、2014年5月15日〜15年6月5日の間に、市の847軒の食料品店で違反が発見されており、そのうち56.6%の店舗で10件以上の違反が確認されている。
違反の項目として、①食品に寄生虫がついていた、適切な温度で保存されておらず食品が腐っていた②鳥、ねずみ、ゴキブリなどを店内で発見した③掃除が十分でなく、店内や化粧室の衛生が保たれていない、などとなっている。
違反がもっとも多かった地区はブルックリン区で、359軒の食料品店で最低1件の違反が見つかっているという。次に多かったのは、マンハッタン区の152軒だった。
今月4日に行われた検査では、ブルックリン区のフォート・グリーンにあるグリーン・アベニュー・マーケットで20件もの違反が見つかった。同マーケットで数週間に1度は買い物をするという地元住民は、「客の健康のために、食料品店にも衛生度の格付けを表示するべき」としながらも、違反について知った後も変わらずこの店で買い物は続けるだろう、とエーエム・ニューヨークに話している。
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