ニューヨーク周辺で、マージャンが若い世代にも人気を広げている。友人と集まったり、新しい人と知り合ったりする楽しみとして注目され、初心者が学べる機会もある。NBCニューヨークが、ニューヨーク、ニュージャージー、コネティカットの3州で広がる人気を紹介した。

牌を囲んで楽しむマージャン。ニューヨーク周辺では、若い世代にも人気が広がっている。写真はイメージ(photo: Unsplash / Mick Haupt)

人と会って遊ぶ時間が魅力に

人気の背景には、コロナ禍を経て、人とのつながりを求める気持ちがあるとみられる。デジタル機器やAIが身近になる中、実際に牌(パイ)に触れ、人と一緒に遊ぶ時間に魅力を感じる人もいる。どの牌を残し、どれを捨てるか。相手の動きを見て考える面白さがあり、運によって展開も変わる。ゲームをきっかけに会話が生まれ、初めて会った人が友人になることもある。

チャイナタウンでは若者が集まる

「グリーン・タイル・ソーシャル・クラブ(Green Tile Social Club)」は、2022年に発足した。コロナ禍の後に人が集まり、アジア系アメリカ人が自分たちの文化に親しむ場をつくろうと始まった団体だ。共同創立者によると、発足当初からイベントのチケットが1時間で売り切れるほど人気があり、取材時点でも変わらないという。

チャイナタウンの「フェニックス・パレス(Phoenix Palace)」で開かれた会では、若者たちが香港式のマージャンを楽しんでいた。飲み物や料理を味わいながら遊ぶ参加者の多くは、アジア系のZ世代だった。スタッフが初心者に牌の種類や遊び方を教える場面もあった。

日本式のマージャンを楽しむ場所も

マンハッタンのミッドタウンにある「スパローズ・ネスト(Sparrow’s Nest)」では、日本式のリーチマージャンが遊ばれている。創立者によると、香港式に比べて上がるための条件が厳しく、守りを重視する点や、点数計算がより複雑な点が特徴だという。一方、アメリカ式では、毎年発行されるカードを使う。カードに示された牌の組み合わせを目指して手をそろえる仕組みで、その組み合わせは毎年変わる。決められた条件で、ほかの牌の代わりに使える「ジョーカー」があるのも特徴だ。

同じマージャンでも、ルールや点数の仕組みは異なる。日本で遊んだ経験がある人も、参加する会のルールを事前に確認しておくとよい。