日本からアメリカへ向かう人も、搭乗前に新たな書類の提出が必要となった。アメリカはエボラ対策として、海外からアメリカへ向かうすべての搭乗者に、宣誓書の提出を義務付けた。コンゴ民主共和国に過去21日間滞在していないことを確認するもので、同国を訪れていない人も提出する必要がある。

米国籍・永住者も対象
米疾病対策センター(CDC)によると、この措置は日本時間11月4日午後1時59分から始まった。この時刻以降に海外を出発するアメリカ行きの便に適用される。米東部時間では11月3日午後11時59分に当たる。
これまでは一部の流行国への渡航歴がある人に入国制限などが設けられていた。今回は渡航歴にかかわらず、日本を含む海外からアメリカへ向かうすべての搭乗者に、宣誓書の提出が義務付けられた。
宣誓書では、搭乗前の21日間にコンゴ民主共和国に滞在していないことを確認し、署名する。アメリカ籍の人や永住者、アメリカで乗り継いで別の国へ向かう人も対象となる。
提出しなければ搭乗できない
CDCの命令では、航空会社は宣誓書を確認し、提出していない人を搭乗させてはならない。紙または電子形式で提出できるが、具体的な方法は航空会社によって異なる。
日本航空(JAL)は、日本語版と英語版の宣誓書を用意している。いずれかを印刷して記入・署名するか、出発空港で用紙を受け取って記入・署名し、アメリカ行きの搭乗口で提出する。
全日本空輸(ANA)も、事前に宣誓書を記入し、出発当日に出発空港のANA係員へ提出するよう案内している。出発前に、利用する航空会社の公式サイトで最新の提出方法を確認しておきたい。
コンゴ民主共和国での乗り継ぎも対象
コンゴ民主共和国を訪れた人は、特別な免除を受けた場合を除き、同国を出てから21日間が過ぎるまで、アメリカ行きの便に搭乗できない。これはエボラの潜伏期間が最長21日間であるためだ。空港で乗り継いだだけの場合や、機外に出なかった場合も対象となる。
同国を出て別の国へ向かう場合も、渡航先の入国制限や検疫などの措置を事前に確認する必要がある。今回の措置は、同国でのエボラ流行を受けたもの。CDCは、アメリカの一般市民や旅行者への全体的なリスクは低いとしている。
宣誓書の提出義務は、ひとまず米東部時間12月18日午後11時59分まで。今後の流行状況に応じて、期間が変更・延長される可能性がある。














