2015年10月19日 NEWS

無免許運転の車にひかれ重体 81歳の女性、スタテン島で

 18日夜、スタテン島で81歳の女性が無免許運転の車にはねられる事故が起きた。
 ニューヨーク市警察(NYPD)によると同日午後7時20分ごろ、女性が同島グラスミアのターギー通りとナロウズ・ロード・サウスの交差点を渡ろうとしていたところ車にはねられた。女性はすぐにスタテン島大学北病院に搬送されたが、危篤状態だという。
 車を運転していた男性(36)は無免許運転であったため、裁判所への出頭を命じられた。
 NYPDの調査チームは19日早朝に現場を訪れ、事故の原因を特定するため調査にあたった。
 スタテン島での歩行者を巻き込んだ自動車の死亡事故は、今月だけで既に3件目だという。5日には2児の母で妊娠5カ月の妊婦だったシャノン・ライズさん(31)がハイラン・ブルバードを横断中に車にひかれ、搬送先の病院で死亡が確認された。また同日、ハイラン・ブルバードからほど近いベイ通りでも男性(61)が車にひかれ死亡している。両事故とも運転手は罪に問われていない。
 ビル・デ・ブラシオ市長が交通事故の減少を目指し昨年夏に開始した、交通安全対策「ビジョン・ゼロ」の効果か、市では今年度の交通事故による死亡者数は前年度より減少しているというが、それでも尊い命が奪われる交通事故は後を絶たない。

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