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コロンビア大学で社会学を教えるシャマス・カーン教授は、学生の性に関する健康問題の調査をするため、学生が集うバーやパーティーを訪れ、彼らの言動を観察しており、学生らからは「落ち着かない」、「気になって楽しめない」といった声が上がっているという。
同大学の広報担当者によれば、これは学生の性的不品行の要因を突き止めようと進められている、性的行動における主導性などを研究する大規模調査の一環で、同教授は、学生同士の交流が性的行動にどんな影響を与えているかを探るため、様子を観察する実地調査を行っているだけだという。
学生のなかには「名前は出さない規則とはいえ、パーティーの場で教授に会話を聞かれるのは気分がよくない」と訴える者がいるが、これに対し学校側は「調査を行う教員は、主催者が許可したパーティーにしか出席できない。学生から問われた場合には、身分を明かす規則になっているし、対象となることを断れば観察は行われない」と調査は厳しい倫理規定の上で行われていることを説明している。
一方カーン教授本人はバーやパーティーに行くと「ライムの入ったソーダ水を注文し、ジントニックのように飲んでいる」と話し、その場に溶け込む工夫をしているそうだ。

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