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19日付のエーエム・ニューヨークによると、ブルックリン区高位裁判所は同日、パトロール中に黒人男性を射殺し有罪判決を受けたニューヨーク市警察(NYPD)の元警官に、保護観察処分を言い渡した。
ピーター・リャン元被告は2014年11月20日、同区イーストニューヨークの公営住宅ルイス・ピンクハウシズで同僚警官とパトロール中、武器を所持していなかった黒人男性エイカイ・ガーリーさん(当時28)を誤って射殺し、ことし2月に有罪判決を受けていた。事件が起きた当初、警察によるマイノリティへの武力行使であるとして批判の声が上がったが、元被告が有罪判決を受けると世論は一転し、アジア系を中心に、中国系である元被告が警察に対する批判の身代わりにされたとして、全米の各地で抗議運動が行われた。
これを受け、同裁判所のダニー・チャン判事は罪状を引き下げ、同区地方検事局は、「行為は無謀であったが、殺意はなかった」として元被告に実刑判決を科さない意向であることを発表していた。
元被告には、5年間の保護観察と800時間の社会奉仕活動が命じられた。
裁判所にいたガーリーさんの家族や支持者らは、量刑言い渡しを聞いて泣き出し、「黒人の命はどうでもいいのか」と叫ぶ女性もいたという。
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