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廃墟ホテルで予測不能の演劇体験
Sleep No More(スリープ・ノー・モア)
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The McKittrick Hotel,
530 W. 27th St.
(bet. 10th & 11th Aves.)
www.mckittrickhotel.com/sleep-no-more/
$135(スタンダード)〜$295(シャンパン付き)

©Yaniv_Schulman for The McKittrick Hotel

©︎Robin Roemer for The McKttrick Hotel
2011年3月にオープンしたオフブロードウェー劇。同年、ドラマディスク賞のユニーク・シアトリカル・エクスペリエンス賞、オビー賞の舞台装置・振り付け賞を受賞。6年目となる現在も人気の時間帯はチケット入手が困難だ。
会場は1939年に建てられながらも開業せずに打ち捨てられていたホテル。観客は受付でカードを1枚渡され、真っ暗な廊下を手探りで歩く。ラウンジに着くと、カードの番号ごとに呼び出され仮面を渡される。「決して仮面を取ってはならない」「一言も話してはならない」と厳命され、乗せられたエレベーターを降りたところから本番開始。観客は精神病棟、禁酒法時代の酒場、遺体安置所、探偵事務所など1階から5階まで100ある部屋をさまよい歩き、そこで役者が展開する芝居とパフォーマンスを体験する。移動する役者に同行して全力疾走したり、あるとき暗闇に一人残されたりと予測不能の演劇体験をする。
シェークスピアの四大悲劇「マクベス」のストーリーを基にヒッチコック風犯罪映画のテイストを織り込んだパフォーマンスは、スタイリッシュかつセクシー。ゾクゾクするほど刺激的だ。どの役者についていっても最後は同じ階にたどり着く。果たしてその結末は…。
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凝りに凝った脱出ゲームを体験
KOMNATA Quest(コムナタクエスト)
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52 Kent St. Basement, Brooklyn(at West St.)
www.komnataquest.com
料金はテーマによって異なる。「サンタンジェロ城」は$28(1人)から。

ロシア、米国、イタリア、韓国など世界40都市で展開する「脱出」をテーマにしたアトラクション。18歳未満お断りの「7Sinful Pleasures(7つの背徳的快楽)」、血塗られた古城が舞台の「The Heir to the Throne(王冠の相続人)」、スティーブン・キングの怪奇短編小説からヒントを得た「Suicide Hotel(自殺ホテル)」など12のテーマの脱出ゲームを体験できる。中でもおすすめは「Saint Angelo’s Castle(サンタンジェロ城)」。イタリアはローマ、ティベレ川のほとりに立つ同城塞は2世紀半ばに完成。14世紀以降は牢獄として使われ、政治犯などが極刑に処せられたという。ゲームは同城塞に語り継がれるエピソードを基に創作。地下牢に隠された謎と暗号を解いて脱獄する。制限時間は60分。
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ニューヨークのセレブが眠る地下墓地を体験
CATACOMBS Candle lights Tour(カタコンベ・キャンドル・ライト・ツアー)
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The Basilica of St. Patrick’s Old Cathedral
Corner of Mott & Prince Sts.
www.oldcathedral.org
ツアーの問い合わせ:
https://tommysnewyork.com/catacombs/
11:00、13:00、15:00の3回
$35(1人)

©Akihiko Hirata /本紙
1809年築の聖パトリックオールド大聖堂は4年越しの修復工事を今年2月に終了、これを記念してカタコンベ(地下墓地)を一般公開(本紙8月11日号で既報)。ニューヨーク地区最初の大司教ジョン・コノリー、リンカーンの側近トーマス・エッカートなどが眠る墓所を見学し、歴史や逸話を聞く(90分)。
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