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日系食品卸のJFCインターナショナルは9日(土)、マンハッタン区のピア60で恒例の見本市「酒・エキスポ・アンド・フード・ショー2017」を開催、昨年を上回る約1300人以上が集まった。
約40の酒類と約60の食品ブースが出店し、レストランや小売店などの食品関係者らに自社商品をPRした。メーカーの多くが毎年参加し、ニューヨークでの認知度を高めている中、今年はギンビスやブルボンといった菓子を含む小売店向けのメーカーが目立った。株式会社ギンビス国際事業部次長の斎藤哲也さんは、「実際に注文を受け、感想を聞くことで、マーケットの現状を肌で感じることができた」と手応えを示した。
日本酒のコーナーも盛況で、丸石醸造(愛知県)の「二兎 山田錦 純米吟醸」や山本本家(京都府)の「神聖ゴールド」などが新商品として登場。各酒造メーカーからは、イベントを通して新しい商品開発のアイデアを探したいとの声が聞かれた。
今年の目玉として用意された極洋水産株式会社(静岡県)による養殖まぐろの解体ショーには、その場でさばいたまぐろのすしや刺身が試食できるとあって長蛇の列ができた。
50代の非日系女性は、「日本酒はとても奥が深い。今日試飲した商品は、自分の店を出す際の参考になった」と話した。

大人気のまぐろ解体ショー。極洋水産株式会社は、「サステナビリティー(持続可能性)」を目指した養殖を目指している

白菊酒造株式会社(岡山県)のブースでにごり酒を試飲する男性
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