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佐賀県有田町の伝統工芸品、有田焼の窯元や商社8社が、4日から7日に行われた国際見本市「NY NOW 2018冬展」に初出展した。8日夜のレセプションでは各社の代表が日系コミュニティー向けに同展の成果と課題を報告し、8月の「NY NOW 2018夏展」に向けての意気込みを新たにした。
出展したのは有田ポーセリンラボ、香蘭社の窯元兼商社2社と、伊万里陶芸、金照堂、貴好人、賞美堂本店、大慶、ラグジュリアスの商社6社。同県のブースで「∞ARITA」としてまとめて展示。茶器や置物、装飾品など多岐にわたる有田焼商品を売り込んだ。
洋風茶器が売りの伊万里陶芸の社長、山下健一郎さんは「デザインに高い評価をいただき、自信になった。商売の仕方の違いを克服するのが課題」。伝統的な絵付けをアピールする金照堂社長、金子真爾(しんじ)さんは「商機が盛んな夏に向けて粘り強く売り込みたい」と話した。

有田焼の柄を現代的に絵付けした小物について説明する有田ポーセリンラボ社長の松本哲さん(左)(photo: Yuriko Anzai / 本紙)
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