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【13日付ニューヨークタイムズ】ネットで何でも買える「アマゾンの時代」に、町の小さな文房具店が繁盛している。
新学期を前にニューヨーク中から教師が集まるのは、ブルックリン区ミッドウッドにある、ティーチャーズチョイス。店内には学習用ポスターやネームプレート、表彰状、鉛筆のキャップなど、教室での必需品がところ狭しと並んでいる。初めて同店を訪れたという高校の体育教師、アリ・アヌンジアトさんに従業員が蝶の形の型紙を渡すと「これ、これ。これが欲しかったのよ。ここなら何でもそろう」と少々興奮気味だ。
店主のフランシス・テリさんは「全米に3000店ほどあった文房具店は、今では300店程度」と嘆く。生まれも育ちもミッドウッドというテリさんは店のあるビルを所有。家賃の心配がないというのも生き残りの一因だ。元俳優のテリさんが生活費を捻出するために教材中心のこの店をオープンしたのは1977年。趣味が嵩じてビルの2階ではサルサやタンゴも教えている。
ダンスの方に熱が入りがちなテリさんに代わり、店を切り盛りしているのは従業員のビッキー・セリックさん。常連客をファーストネームで呼び、客の細かい要望にも応え、常に新しい商品を取りそろえるよう心掛けているという。教師を目指していたが子育てに追われその機を逸した。「これが次善の策ね」と微笑んだ。

ティーチャーズチョイスの公式ホームページより
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