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【3日付ニューヨークポスト】ニューヨーク市交通局(NYCTA)のアンディー・バイフォード局長は3日、ニューヨーク州都市交通局(MTA)の予算委員会の公聴会で、地下鉄とバスの予算削減案を発表した。運行本数を減らしたり車内の冷暖房を弱めたりする案の他、車内清掃の回数削減も盛り込まれており、地下鉄で1000万ドル(約11億3100万円)、バスで3000万ドル(約34億円)の節約を目指す。
バイフォード局長は削減提案に当たり、「利用客への影響が最も少ないものを選択した」と釈明。これらの経費削減に加えて、改札を不正に飛び越える無賃乗車の取り締まり強化策も発表した。職員が改札前で待機し、無賃乗車をしようとする人を物理的に阻止したり、防犯カメラを増設したりする他、市警察(NYPD)と連携し、無賃乗車が頻発する駅での監視を強化する意向だ。
今年2月、無賃乗車の取り締まり緩和が発表されて以降、市内では無賃乗車が激増。同局長によると、MTAは2018年だけで2億1500万ドル(約243億2400万円)もの収入減となるという。内訳は、地下鉄が9600万ドル(約109億円)、バスが1億1900万ドル(約135億円)で、地下鉄の乗客の4%、バスの乗客の16%が運賃を払っていない計算になる。
公聴会でMTAのチャールズ・モードラー理事は、「(本数削減などの)サービスの低下は、(危機的状態と呼ばれる地下鉄の)問題を悪化させるだけだ」と批判。デイビッド・ジョーンズ理事は、無賃乗車の取り締まり対象が、人種偏向になるのでは、と懸念を示した。
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