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【9日付ウォール・ストリート・ジャーナル】ニューヨーク市の象徴的存在であるアールデコ様式の高層ビル、クライスラービルがこのほど売りに出された。
同ビルを所有するアラブ首長国連邦アブダビの政府系ファンドと市の不動産開発会社ティッシュマン・スパイヤーが、CBREグループに同ビルの販売を委託したことを、CBREのニューヨーク市資本市場グループを率いるダーシー・ステーコム氏が明らかにした。
同ビルの推定価格について不動産投資家の多くは、アブダビの政府系ファンドが2008年に同ビルの権益90%を購入する際に支払った8億ドル(約866億円)には達しないと予想している。
77階建ての同ビルはマンハッタン区ミッドタウンのレキシントン街42丁目にそびえ立つ。ウィリアム・バン・アレンが設計し、1930年に完成、当時は約1年間の間、高さ世界一だった。現在は老朽化が進み、最新式の設備を備えた近代的なオフィスタワーとの間でテナントの争奪戦を強いられている。加えて、改修にかかる費用や高騰する土地の賃借料が、販売価格に影響を及ぼすものと推定される。
近年、米国内外の投資家が、イリノイ州シカゴのウィリスタワーやニューヨークのウォルドーフ・アストリア・ホテルなど知名度の高い物件を記録的な高値で購入。クライスラービルの所有者も、資金が潤沢な投資家が同ビルを高額で購入することを望んでいる。

クライスラービル=10日午後撮影(photo: Yuriko Anzai / 本紙)
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