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頻発するバスの無賃乗車を防ごうと、ニューヨーク市交通局(NYCT)のアンディー・バイフォード局長は25日、市警察(NYPD)による車内取り締まり強化を求めた。amニューヨークなどが報じた。利用者の5人に1人が無賃で乗車しているとのデータがある一方で、「無賃乗車は貧困が生む犯罪」と提案に反対する声も上がっている。
同紙がニューヨーク州都市交通局(MTA)のデータとして報じたところによると、2018年第4四半期に、ローカルおよびセレクトバスの路線で、利用者の21.9%が運賃を払わずに乗車。前年同期に比べて5.9%増加していた。地下鉄およびバスの無賃乗車による損失は昨年だけで2億2500万ドル(約249億円)に上り、そのうち1億2800万ドル(約141億円)がバスの無賃乗車によるものだった。
同紙によると現在、MTAの保安担当職員で構成される22班のチームが、市のセレクトバス17路線で無賃乗車の取り締まりに当たる。バイフォード局長はこのチームの拡大とともに、NYPDの警官によるバス内での取り締まりを求めている。
一方、一部報道では16年に無賃乗車で検挙された人の93%がアフリカ系またはヒスパニック系とのデータもある。貧困層などに法律支援を行う非営利団体「リーガル・エイド・ソサエティ」は27日、提案に反対する声明を発表。無賃乗車を「典型的な貧困犯罪」とし、「経済的に苦しんでいる人を罰するべきではない」と主張。提案は「過剰警備でニューヨーク市の価値を下げる」と述べている。
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