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母親の貧困解消が子どもの脳の発達に及ぼす関係を調べようと、マンハッタン区のコロンビア大学を拠点とする研究チームが、貧困層の母親に資金を提供する研究を計画している。
チームは同大学ティーチャーズカレッジを拠点に活動する神経科学者キンバリー・ノーブル博士を中心に、他4大学の科学者で構成。研究の紹介ページによると、チームはニューヨーク市とその他3都市の病院で、子どもを出産して間もない、連邦政府が設定した貧困ラインより低い収入層にある母親1000人を募集。その中から無作為に選んだ400人に1カ月当たり333ドル(約3万7000円)を、また残りの600人に1カ月当たり20ドル(約2230円)を3年4カ月にわたり支給。母親の財政的負担を軽減することで、こどもの脳の認知および情緒的発達に有益な影響を与えるかどうかを調べる考えだ。
ノーブル博士がウォール・ストリート・ジャーナルに語ったところによると、脳は生後3年間に最も発達する。研究対象になった子どもに対しては、1歳および2歳、3歳の誕生日に、語彙、記憶、自己調整、社会・情緒的発達、脳活動をテスト。母親も住居や育児習慣、保育、恋愛関係、ストレスなどについての質問を受けるという。同紙によると4月29日の時点で既に860人が参加登録。平均世帯収入は、1万8000ドル(約200万円)だった。ノーブル博士は同紙に「家賃や光熱費の支払いに頭を悩ませる時間が減り、母親が子どもとより関わるようになると、行き届いた子育てができる傾向にある」と述べた。
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