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第2次世界大戦終戦時に日本軍に埋められたとされる山下財宝を発見したのに奪われたとして、フィリピンの錠前工、故ロジェリオ・ロクサスさんの娘ジーナさんが先週、フィリピンの故フェルディナンド・マルコス元大統領の妻イメルダ夫人(90)を相手取り、マンハッタン区のニューヨーク州高位裁判所に提訴した。賠償金約2500万ドル(約27億円)の支払いを求めている。ニューヨークポストが20日、報じた。
同紙によるとロクサスさんは1971年、第2時大戦時に使用されていたフィリピンのトンネルで、戦時中に山下奉文(ともゆき)将軍率いる日本軍が隠したとされる財宝を発見。重さ1トンの金の仏像、大量の金塊やダイヤモンド原石など、その価値は220億ドル(約2兆3890億円)相当に上った。しかし訴えによると、ロクサスさんは当時の指導者、マルコス元大統領に捕まり拷問を受け、全財宝を奪われた。
ロクサスさんは88年、財宝の強奪を巡り同元大統領とイメルダ夫人を相手取りハワイ州で提訴したが、元大統領が89年に、ロクサスさんは93年に死亡。陪審団は96年、マルコス一族はロクサスさんが経営していた会社に220億ドルの返還を認める評決をしたが、査定額が不適切と覆されていた。
一方でイメルダ夫人は元大統領の遺産を巡り偽証しロクサスさん遺族に2600万ドルの支払いを命じられたが、これまでに約140万ドルしか支払っていない。ジーナさんはイメルダ夫人がマンハッタン区に財産を隠し持つと主張している。

山下財宝の一部、丸福金貨とみられる硬貨
(photo: Amenhtp)
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