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毎年秋になると、ニューヨーク市内にある名門校の学校見学および説明会(スクールツアー)に多くの保護者と生徒が長い列を作る。しかしここにも「格差」が現れている。ニューヨークタイムズが15日、報じた。
名門校のスクールツアーは人気で毎年、志望者が殺到する。入場は先着順のため、ツアー開始の数時間前に校門前に到着し、列に並ばなければならない。しかし、この情報は受験コンサルタントに200ドル(約2万2000円)を支払い、コンサルタントが作成したニュースレターを受け取っている保護者のみが得られるという。
マンハッタン区西44丁目のビーコン高校では12日、スクールツアーを実施。ツアー開始時間の2時間30分前の午後2時30分に約100人の保護者が列を作ったが、先頭集団は白人が占めた。
同校には昨年、定員360人の枠に5800人が応募。アイビーリーグの名門、エール大学とほぼ同じ競争率の同校のスクールツアーには数千人が並び、その列は3ブロックにも及んだという。
同区在住の白人保護者は、同紙の取材に、受験コンサルタントに1時間240ドルを支払い、到着するべき時間や手順についての助言を受けたと証言。一方、ツアー開始30分前に到着したクイーンズ区に住むアフリカ系生徒の保護者は、「もっと早くに来るべきだとは知らなかった。ウェブサイトで知らせてほしかった」と悔しそうに話した。
市の公立校に通う生徒の大部分はアフリカ系とヒスパニック系だが、名門と呼ばれる学校の生徒は白人とアジア系で占められている。
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