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米司法省は、米自動車メーカー大手の旧ゼネラル・モーターズ(GM)清算会社が、環境汚染の賠償責任としてニュージャージー州をはじめとする3州のスーパーファンド指定地区に対する環境負債およそ2400万ドルを支払うことに同意したと発表した。
同取り決めは、旧GMの不良債権を受け継いだモーターズ・リクイデーション社に対する米環境保護庁(EPA)の請求によるもの。
賠償金額のうち1950万ドルが、ダイヤモンド・アルカリ・スーパーファンド地区と呼ばれる、ニューアーク湾のパセイク川およびハッケンサック川流域の浄化作業に充てられるほか、同社が当地から産業廃棄物を輸送したとされるメリーランド州およびミズーリ州のスーパーファンド地区に対して240万ドルが支払われる。
EPAによると、同社は1918年から70年にかけて、ポリ塩化ビフェニル、銅、鉛などの有害物質を、パセイク川流域のハリソン地区にある工場から放流していたとのこと。
同社は2009年に、連邦倒産法第11条適用を申請、事実上国有化による再建を行った。米政府はこれまでに、汚染地域の浄化費用として旧GMおよび関連会社より8億6000万ドルの賠償金を回収している。
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