2012年4月27日 NEWS

旅客機また不時着 バードストライク事故多発

 24日午後6時50分ごろ、ウエストチェスター空港発フロリダ行きのジェットブルー571便がバードストライクに遭い、緊急着陸する事態となった。添乗員、乗客54人全員が無事だった。

 調べによると、離陸の際に2羽のガンが旅客機のエンジンに巻き込まれたため、同機は不具合を起こす前に空港に引き返した。

 先週、ジョン・F・ケネディ空港を飛び立ったデルタ航空の旅客機も緊急着陸するなど、ニューヨーク市および近郊で同様の事故が多発している。

 ラガーディア空港に近いクイーンズ区カレッジポイントに建設中のゴミ処理場ノースショア・マリン・トランスファー・ステイション(MTR)が多くの鳥を寄せ付け、危険要因を作っていると指摘する見方もある。前ニューヨーク市副市長のランディー・マストロ氏は、ゴミ処理施設の建設中に何トンものゴミが運ばれ、たくさんの鳥をおびき寄せる結果となった、と話す。また、施設が本格始動すれば、今後もさらにバードストライクの被害が増えると懸念するる。

 だが、市衛生局はゴミ処理が全て施設の屋内で行われるため、外には影響はないと強調。連邦航空局はMTRについてのコメントを避けているが、MTRをゴミ処理施設として市に承認している。

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