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NY市の重犯罪率4%増 殺人、自動車盗難は減少
ニューヨーク市警察庁(NYPD)の統計によると、ニューヨーク市内の犯罪率は1994年以降、年々減少してきたが、ことしになり急上昇。昨年の同時期と比べ、市内全区で発砲事件、婦女暴行、路上強盗などの重犯罪が4.2%増え、過去20年間で最高の犯罪件数上昇率を記録したことが判明した。米誌ニューヨークポストが伝えた。
最近の犯罪傾向として、スマートフォンやタブレット端末などの高価な電子機器のほか、財布の窃盗が目立つ。痴漢などの軽度の性犯罪がことしは1586件発生しており、昨年同比20%増となった。また発砲事件は 9.5%増加、銃で撃たれた人数は7.4%増の695人だった。
犯罪率増加の原因として、①警察官による路上での職務質問や身体検査(stop and frisks)が減り検挙件数が減ったこと②今まで緩やかだったNYPDによる犯罪の格付けが厳しくなったこと③事件の報告が徹底されていること④巡回する警察官の数が減ったこと、などが結びついたと考えられる。
だが、殺人事件に関しては昨年同比15.6%減の179件だっがほか、自動車盗難は11.3%減の3508件と大幅に低減している。
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