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全米40の主要空港のうち、最も伝染病をまん延させ易い危険な空港は、クイーンズ区に位置するジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港であることがこのほど、マサチューセッツ工科大学(MIT)土木環境工学科の調査で明らかとなった。
重症急性呼吸器症候群(SARS)やスペイン風邪に代表されるH1N1亜型ウィルスのような伝染病は、空港で人々に伝染したため数週間で大流行となるのが一般的だ。しかし、全米で最も離発着便が多いアトランタのハーツフィールド・ジャクソン国際空港を差し置いたのは、JFK空港だった。
同調査では、1日の旅客機および貨物機の離発着数よりも、世界中の主要都市を結ぶうえ、人口800万人を抱える世界都市ニューヨーク市内にあるという地理的要因から、JFK空港が最も危険な空港と位置付けられた。
また、ハワイのホノルル国際空港はJFK空港と比べ規模は小さいが、他の大都市とを結ぶ便が多いことから、3番目に伝染病がまん延しやすい危険な空港と認定された。
調査を実施したMITのルーベン・ジュアンズ教授は、この調査結果は2003年に大流行したSARSや09年のH1N1のように、危険な公衆衛生の事態を回避するために役立つとしている。
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