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世界最大級の調査コンサルティング会社ギャラップが行った同性愛に関する世論調査によると、回答者の3.4%が自身をレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)であると認識していることが分かった。
同調査は、過去最大規模となる12万人の米国人を対象に実施したもの。LGBTと認識する米国人の中で最も多かったのは、非白人で低学歴の若い世代であり、LGBTコミュニティは裕福な白人男性で占めているという一般的な考えを覆す結果となった。
性的指向や性同一性障害について研究するカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)所属の人口統計学者のゲリー・ゲーツ氏は、この調査によって「LGBTコミュニティの多様性と複雑性が明るみに出た」と言及。さらに、「これらの調査結果は、結婚、子育て、職場でのLGBTに対する差別問題に関する議論の中で、固定観念や逸話ではなく、正確な数値としてかつてないほど重要な情報源となる」と強調した。
人種別に見ると、LGBTと回答したのはアフリカ系で4.6%、ヒスパニック系で4%、アジア系で4.3%だったほか、白人は3.2%だった。
また、男性よりも女性の方がLGBTと認識している人が多く、年齢別では、18〜29歳の若い世代の方が65歳以上よりも認識度が3倍高かった。
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