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ニューヨーク市議会議長クリスティン・クイン氏は13日、ニューヨーク市改善協会との朝食会で、今後巨大ハリケーン「サンディ」がもたらしたような自然の脅威からニューヨーク市を守るためのインフラ改善策を提案した。
まず一つ目は、同市沿岸部エリアの浮上式防波堤の建設。ニューヨーク市ではこれまで、オランダのアムステルダム市やコネチカット州のスタンフォード市などで見られる防波堤は必要ないと考えられていたが、今回のサンディ被災を受けクイン氏は、防波堤の建設は今後市の明暗を分ける非常に重要なものになると指摘した。
土木工事のエンジニアリングを行う米陸軍工兵隊や市によって現在、防波堤建設の研究が進められており、来春には調査結果が出る見通し。防波堤を設ける案について専門家からは安全性については肯定的な意見が聞かれるが、市民からは美しいニューヨークの街の景観が汚されるとして否定的な意見も多数聞かれる。
2つ目は、電気やガスのインフラ改善案で、電気・ガス供給会社コンソリデーテッド・エジソンに対し、電力施設をより標高の高い場所に建設することや、送電線を地下に敷設することを提案した。
地下鉄に関しては、駅構内や入り口の高さを上げ、産業用のゴム風船で地下鉄やトンネルの入り口を塞ぐという考えも披露した。
クイン氏は「今ここで何をするかによって、今回の自然の脅威が我々を怖じ気づかせるか、困難だと分かっていることにも取り組むよう奮起させるかが決まってくる」と強調した。次期市長選立候補者の呼び声高い同氏の提案を、多くの専門家が評価している。
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