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10月末に米東部を襲った巨大ハリケーン「サンディ」で大きな被害を受けたため、地下鉄システムが破壊され交通機関がまひしていたクイーンズ区ロッカウェーで20日午前から、ようやく運行サービスが再開された。同地では通常、A線が運行しているが、大打撃を受けた線路およびシステムの復旧作業が今なお続いているため、長らく使用されていなかったまぼろしのH線が代替線として再び線路を走る日が訪れた。ニューヨーク州都市交通局(MTA)職員によると、A線の運行は再開の目処が立っておらず、数カ月先になる可能性もある。
今回導入されるH線は、ファーロッカウェー・モット通り駅〜ビーチ90丁目・ホランド駅間で毎日午前4時から翌午前12時半ごろまで15分間隔で運行する。A線に乗り換える場合は、ビーチ90丁目・ホランド駅からジョン・F・ケネディ(JFK)空港を1周する無料シャトルバスに乗り、ハワードビーチ駅で下りる。
20日午前、ロッカウェーの多くの住民がH線の復活をひと目見ようと駅を訪れた。人々は口々に「これは歴史的瞬間だ」「素晴らしい。本当に感謝している」などと喜びの声を上げた。
H路線(HH線)は、1967年からロッカウェーとユークリッド通り駅などを結ぶ路線として導入されていたが、85年以降はA線やE線、Sシャトルとしてルートと名称を変更している。
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