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スタテン島住民の多くが、同島沿岸での建設案があがっている世界最大級の大観覧車について反対していることが判明した。先日のハリケーン「サンディ」で大きな被害を受けるなど、天災時に緊急避難区域に指定されている同地での建設は安全面でのリスクが多すぎるとしている。
11月13日にニューヨーク市内で開かれた公聴会には、スタテン島の住民も多数出席。10月末に米東部を襲ったサンディと同規模のハリケーンが上陸した場合に大観覧車が倒壊する懸念があることや、未だ復興活動が続く中で開催された同会への非難の声なども聞かれた。
全高190メートルを誇る大観覧車「ニューヨーク・ホイール」は、スタテン島のフェリーターミナル近くに建設が予定されている。ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長や市経済開発局が同プロジェクトの実現を先導しているが、2億5000ドルの建設資金は民間投資によってまかなわれることになる。
同島選出の市議デビー・ローズ氏を始めとする一部の有識者は、公聴会を開催するタイミングは適切ではなかったと非難するも、観覧車の建設については経済効果が期待できるとして概ね賛成という意見を表明した。
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