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インターネットや携帯電話の普及に伴い、日本や米国では年々、家族や親戚、友人に手書きのクリスマスカードを送る人が減少するなか、ことしはより多くの人が電子メール用のグリーティングカードや、フェイスブック、ツイッターなどのソーシャルメディアを利用して年末年始のメッセージを送るようだ。
全米グリーティングカード協会は、ことしは全米で16億枚のホリデーカードが販売されると予測するが、ロンドンに本社を置く消費者市場リサーチ企業ミンテルによると、同数値は2005年の販売枚数と比べると9%減となっており、今後もしばらくは停滞が続くと予想される。
マンハッタン区ハーレム在住のマーシー・アルバラドさん(35歳)は、「ホリデーカードを送るのに、時間も金もかかりすぎる。家族や親戚についてはみなフェイスブックで近況を知っているので、わざわざカードを送る必要も無い」と話す。
この事態を受け、大手カード生産業者アメリカン・グリーティングスは携帯電話間でカードを送受信できるアプリや、消費者がオンライン上でオリジナルカードをデザインできるサービスを用意し、販売オプションを増やすことで集客を目指す。
同社のパトリース・サッド氏は、近年は大幅な売上減を経験していると言えども、「クリスマスシーズン中は米国民の半数が最低1枚はカードを購入するし、年内で最もカードが送られる時期」とし、今後も新しい形のグリーティングカードを提案したいと意気込む。
ソーシャルメディアの台頭により、クリスマスの祝い方が変化しているのは確かだが、人々のクリスマスシーズンに「家族や友人と繋がっていたい」という昔からの習慣は維持されているようだ。
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