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若者による交通死亡事故の最多原因が、運転中のテキストメッセージの利用であることが、このほど分かった。長年にわたり主因だった飲酒運転を抜くなど、問題は深刻化している。
同研究結果を発表したロングアイランドのコーエンこども医療センターの研究者によると、飲酒運転によって死亡する13〜19歳の若者は年間約2700人であるのに対し、運転中に携帯電話でテキストメッセージを送受信している際にハンドルの操作を誤り、事故死した若者は3000人に上るという。
また、2010年9月から11年12月の間に若者を対象に実施した調査で、運転中に携帯電話のテキストメッセージを使用したことがあると回答したのは、男性が49%、女性が45%だった。
米国では近年、スマートフォンが台頭しており、これに伴い運転中にもテキストメッセージを作成したり、赤信号中にゲームをしたりする若者が急増しており、不注意による事故が多発している。
同センターのアンドリュー・アデスマン博士によると、「高校生に限っては、約半数が運転中にテキストメッセージを送ったり、読んだりしていると回答している」といい、「飲酒運転のように罪の意識もなく携帯電話を触ってしまう人が多いため、根絶するのは非常に難しい」と指摘した。
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