2013年8月14日 NEWS

タイムズスクエアの象徴に?H&Mが大型看板設置へ

 スウェーデン拠点のアパレル大手H&Mが、ニューヨークの繁華街、タイムズスクエアを代表する高層ビル、タイムズスクエア・タワーの最上階に大型看板を掲げることが13日、発表された。看板は近日中にお目見えする予定だという。
 タイムズスクエア・タワー(西42丁目と7番街)は48階建ての高層ビルで、ニューヨークの象徴である摩天楼を形成する建築物のひとつ。H&Mは同ビル内に大型の新店舗をオープンすると同時に、最上階部分の四面にそれぞれ約70平方フィートの看板を設置する計画だという。
 マンハッタン区の名物看板と言えばロックフェラーセンター・プラザのゼネラル・エレクトリック社が挙げられるが、H&Mの看板はこの約3倍の大きさとなる。
 しかしこの計画について、周辺の住民からは「H&Mのロゴは“グラフィティ”(らくがき)のようで、景観を乱すのでは」という不安の声も上がっている。同地域に住む地域活動家のマリサ・レダンティーさんは、「当局が何らかの制限を加えるべき」と主張している。
 ニューヨーク市では電飾付きの看板を新たに設置することを禁じているが、タイムズスクエアはこの規制の例外扱いとなっている。
 H&Mは看板設置について、「ニューヨークに対する当社の思いの強さを象徴するものとなるだろう」とコメントしている。

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