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米ドラッグストア・チェーン大手のCVSはこのほど、マニキュアなどに用いる除光液が違法薬物の材料として用いられるおそれがあるとして、購入時には写真付き身分証明書の呈示を求める新たなルールを導入することを明らかにした。
一般に市販されている除光液にはアセトニンという物質が含まれており、これが「メタンフェタミン」と呼ばれる覚せい剤の生成に用いられる場合がある。
メタンフェタミンは非常に依存性が強く、常用すると脳や心臓機能に悪影響を及ぼすほか、皮膚の下を虫が這い回っているような感覚に襲われて肌をかきむしったり、歯が抜けるなどの症状を引き起こす。
CVSはすでにニューイングランド地方の店舗で同ルールを導入しており、今後数週間で全国の店舗で導入を進める予定だという。また、アセトニンを含む除光液以外の商品についても、身分証の呈示を求めるとしている。
この他に、同じくドラッグストアで市販されている鼻炎薬の「スダフェッド」も違法薬物の材料となるため、薬剤師による対面販売が連邦法で義務付けられている。
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